それをここに持ってきなさい

「イエスは『それをここに持ってきなさい』と言い、群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。」

マタイによる福音書14章18、19節

弟子たちにイエス様は「あなたがたの光を人々の前に輝かせなさい」とおっしゃいましたが、弟子たちはきっと何をしたらいいのかわからなかったでしょう。イエス様を信じて従ったときに、漁師や税金取りたちに、病気を癒す力や悪霊を追い出す力を与えられました。

イエス様はこの５千人の給食の話から私たちにパンを配るのはあなただよと教えてくれています。「これだけしかありません」とイエス様に委ねたときに、人々に分け与えるほどに増やしてくださったのはイエス様です。それを弟子たちが配りました。

わたしたちも自分たちの力では何もできない、という問題に行き当たり、無力感に苛まれるときに、神様に祈り求めましょう。

神様が「あなたは私の弟子だよ」と私たちを認めてくれたときに、どうにもならないことに解決を与えてくれます。

礼拝は心をお捧げするところです。立派な心を捧げるわけではなく、ありのままの本当の心をさらけ出して神様を求めるところです。

「疲れたもの、重荷を追う者は誰でも私の元へ来なさい」といつでも招いていてくださいます。イエス様はわたしたちの罪のために十字架を与えてくださり救ってくださいました。天からいただいた栄光をお返しし、わずかなものしかないことを告白し全てを捧げ心から祈るときに神様は私たちに力を与えてくださいます。