2019年 10月 20日
わたしたちは弱いけれど強い |
前回、エリヤが偶像バアル神の預言者と対決し、祭壇の動物の生贄の薪に火がつくように、まことの神、エリヤが主に祈ったところを読みました。バアルの預言者450人が一日中祈っても、何の変化もありませんでした。しかし、エリヤは、薪に水をたくさんかけたのにも関わらず、彼が祈ると、主からの火によって薪に火がつきました。そして、エリヤはバアルの偶像に使える預言者450人を殺しました。
さて19章からは、このことの次第を全てアハズ王が妻のイズベルに伝えました。
バアル神を拝むイズベルは怒りました。彼女は24じかん以内にエリヤを殺すと脅迫状を送ります。19章2節にあるように「イゼベルは、エリヤに使者を送ってこう言わせた。「わたしが明日のこの時刻までに、あなたの命をあの預言者たちの一人の命のようにしていなければ、神々が幾重にもわたしを罰してくださるように。」
エリアはすっかり疲れ、怯えて逃げ出します。
「それを聞いたエリヤは恐れ、直ちに逃げた。ユダのベエル・シェバに来て、自分の従者をそこに残し、 彼自身は荒れ野に入り、更に一日の道のりを歩き続けた。彼は一本のえにしだの木の下に来て座り、自分の命が絶えるのを願って言った。「主よ、もう十分です。わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません。」(列王記上 19:3-4 新共同訳)
エリアは神に自らの死を願うほど疲れ、弱ってしまいました。
神はまことの生きる神を主と信じる者をお見捨てにはなりません。
エリアが眠りにつくと、御使が来て、パンと水をエリアのもとに置くのです。
「エリヤは起きて食べ、飲んだ。その食べ物に力づけられた彼は、四十日四十夜歩き続け、ついに神の山ホレブに着いた。」(列王記上 19:8)
そのとき神はエリアにことばをかけられます。
しかしエリアにとって、そのことばは遅く、小さな声にすぎませんでした。
大切なことは、神の声は遅く、たとえ小さくても聞き耳を立ててしっかりと聞くことです。
神は目には見えなくても、信じるあなたと一緒にいます。
良き人にも試練を与えられる神ですが、必ずその試練を乗り越えてさせてくださいます。試練のとき、神の存在がわからないと思うときでも神はそばにいてあなたを顧みてくださいます。注意したいてんは、その声はときとしてかなり小さいことです。
しかし、必ず神の助けがあり、導きがあります。神はあなたを愛しています。試練にあるときも信仰をしっかり保ち、神のことばを聞き耳を立てて聞きましょう。
神の私たちへの励ましは、イザヤ書30.31節にこうあります。「若者も倦み、疲れ、勇士もつまずき倒れようが 主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。 走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」
by katusikakyoukai
| 2019-10-20 10:41
| 旧約聖書 列王記