2019年 06月 02日
キリストの愛に招かれている |
傷ましい事件が火曜日におきました。カリタス学園のシスターと先月神学生のお母さんの葬儀でお会いして挨拶したばかりでした。悲しい出来事の中に神様の愛がわかるように祈りました。子供達に神様の愛を伝えていくことを望まれています。川崎の事件で亡くなられた方、傷つけられた一人一人、ご家族や学校の先生、登戸の地域の方々へ神様の愛を表してください。み言葉によって強めてください。と共に祈りましょう。
和歌山県白浜の自殺の名所と言われている崖に看板と電話ボックスがあります。白浜バプテスト教会の牧師が対応し、絶望の中にある人達を教会へ招いて愛を伝えているそうです。孤独や生活の苦しみから命を絶とうとしている人を励ます活動です。話を聞き、一緒に寝泊まりをし、「決してあなたを諦めない」愛をあきらめずに伝えていく姿はイエス様の愛です。その愛こそが喜びをもって生きる者に変える力を持っています。
川崎の事件の中で、犯人は最後に自害しましたが、「どうして子供を道連れにした」とか「やるなら一人で」とか意見が飛び交いました。でもその思いも怒りや憤りが向く方向が「死んでしまえ」という思いであり、正義のようですが、実は犯人と変わらない殺人なのであります。イエス様の十字架にかかる前捕らえられたときのこと、ペテロが祭司に剣をかざした時にイエス様は、敵である相手の傷を癒しペテロに「剣を鞘へ収めなさい」と言いました。
目を背けたるような傷ましい事件や悲しいことは世界中で毎日のように起こっています。その様子から私たちはイエス様の十字架を見るのです。「罪の無い人がどうしてこんな目に」という場面で私たちはイエス様の十字架の愛によって慰めを受けます。
「なぜなら、キリストの愛がわたしたちを駆り立てているからです。」コリントの信徒への手紙2 5章14節
わたしたち、土の器に神様の愛を知る宝を納めています。どんな人でも神様は諦めない愛を私たちに注いでくださり、感謝です。その光を表していきましょう。
by katusikakyoukai
| 2019-06-02 16:51
| 新約聖書 コリントの信徒への手紙