2019年 03月 10日
十字架を見上げて働こう |
水曜日から受難節になりました。日曜を省くイースターまでの40日間を受難節(レント)と言います。今年は4月21日が復活祭(イースター)です。
あなたが愛するようにと神様が与えてくださった家族や周りの人々をどのように愛したら良いか。それはイエス様が弟子を愛するように愛を働かせることが大切です。マタイによる福音書の14節の5千人に食べ物を与えた話からみてみましょう。5つのパンと2匹の魚で男性だけで5千人ですから、女性や子供も合わせればもっとたくさんの人たちのお腹を満たし養ったという話ですが、注目したいのはその前後の出来事です。マタイ14章には、その話の前に洗礼者ヨハネが殺される場面です。
地上の生涯は仮住まいで、天国に着いたところから始まります。イエスは十字架に向かうなかでヨハネの死を大きな励ましと思ったことでしょう。
「サタンよ引き下がれ」と十字架に向かう道を弟子のペテロに止められようとしても尚進んでいかれました。イエス様にとってもたやすい道ではなく、「父よこの盃を取り除いてください」と神に祈ったほどでした。しかし「父の御心ならば」と血の汗を流しながら祈ったのです。葛藤しながら戦いました。
イエス様の後について行くときにこの世のことは天国へは持ってはいけません。互いに愛し合うということが天国の喜びになります。
「朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。これこそ、人の子があなたがたに与える食べ物である。」ヨハネによる福音書6章27節
イエス様の愛で愛すること。十字架を見上げて行くときに、悲惨な出来事の向こうに復活があり天国の約束があるのです。天国の喜びを味わうために、イエス様のあとについていきましょう。
by katusikakyoukai
| 2019-03-10 19:54
| 新約聖書 マタイによる福音書