2019年 01月 13日
恵みによって強くなりなさい |
成人になられた方、おめでとうございます。今日の祝福の時にここに集えたことを感謝します。
私たちは無意識のうちに神様により愛され守られています。息をして生きていること、空気から酸素を取り組み体を動かせることも意識することは無く過ごしていますが、時々病気になったり苦しみを味わう時に神様の愛を知らされます。自分がどうやって生かされ、変えられ、救われてきたのかを思う時に、そのような時に愛を知り力とさせていただいたことがわかります。
私は20歳の頃は浪人して落ちこぼれていまましたが、その後アメリカのクリスチャンの大学で四年半大学生をしていました。一人暮らしをは初めて経験しました。
神学校で3年過ごし、浜松の教会に伝道師として赴任し社会人となった時、神様は色々な人を通して成長させてくれると感じました。自分を守るために鎧のように重いものを身につけながら自分を不自由にし、「こうなくてはならない」と頑なに人を裁いたり、許せなくなったりした頃がありましたが、心の鎧をとってくれる人たちとの出会いがありました。
大学生の頃は、罪の問題で悩みました。教会の中で奉仕し、人が喜んでくれるのが嬉しかったので教会は好きだったのですが、罪を意識しないで過ごしていました。しかし人との付き合いの中で自分中心になり、神様が願っている歩み、喜ばれる歩みからはどうしても反対に行きたい思いになり、それが自分の中の罪だと自覚し悩みました。でもそれはイエス様の十字架の愛を知る機会となりました。「どうして神様は私を止めてくれないのですか?」神様に自分を止めて欲しいのにと思いながらどうすることもできなかった時、大学を辞めて日本に帰ることを両親に電話してクリスマスに一度日本に帰りました。荷物をまとめるために1月中旬にアメリカに戻った時に、阪神淡路大震災が起こりました。すぐに日本に戻り大きなトラックを運転して神戸に向かいました。実際に押しつぶされた瓦礫の中でたくさんの苦しみを受けた人がいる、自分は落ち込み失望し死んだようになっているという時に、「それは人間にできることではないが、神は何でもできる」というマタイ19:26のイエス様の言葉に救われる思いがしました。それまでの悩み、重荷が取り去られ喜びがやってきたのです。
「そこで、わたしの子よ、あなたはキリスト・イエスにおける恵みによって強くなりなさい」テモテへの手紙2 2章1節
息子のような弟子のテモテにパウロが語った言葉です。神様の私たちへの恵みの言葉が聖書に満ちています。目に見えない悪い力が私たちを引っ張っています。救いへと導く知恵を聖書からいただき、導きに従い進んでいきましょう。
by katusikakyoukai
| 2019-01-13 17:13
| 新約聖書 テモテへの手紙